一般財団法人環境イノベーション情報機構
奈良線第2期複線化事業に係る環境保全措置等の報告書に対する環境大臣意見を提出
【環境行政 環境アセスメント】 【掲載日】2024.06.10 【情報源】環境省/2024.06.07 発表
環境省は、「奈良線第2期複線化事業(JR藤森〜宇治・新田〜城陽・山城多賀〜玉水間複線化)に係る環境保全措置等の報告書」(西日本旅客鉄道株式会社)に対する環境大臣意見を国土交通大臣に提出した。この事業は、京都府京都市伏見区、宇治市、城陽市、綴喜郡井手町において、JR奈良線を複線化延長(藤森〜宇治間 9.9km、新田〜城陽間 2.1km、山城多賀〜玉水間 2.0kmの計14km)するもの。環境影響評価法では、10km以上の鉄道の設置又は改良の工事を第一種事業とし、環境大臣は、事業者から送付された報告書について、国土交通大臣を経由して意見を述べることができる。
環境大臣意見では、これまでの調査結果を踏まえて、措置の内容が十分なものとなるよう客観的かつ科学的に検討し、検討により必要と判断された措置を講ずるとともに、引き続き、線路及び車両の適切な維持管理を実施し、列車走行に伴う騒音及び振動に係る環境影響の低減に努めること等を求めている。
【環境省】