一般財団法人環境イノベーション情報機構
福島県、燃えるごみ組成分析調査結果を公表
【ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2024.05.27 【情報源】地方自治体/2024.04.30 発表
福島県は、令和4年度の1人1日当たりのごみ排出量(1,021g)が、富山県と並び全国ワースト1位であり、リサイクル率(12.8%)は全国ワースト2位だった。その結果を踏まえ、ごみの減量化・リサイクルの取組をより効果的に進める必要があることから、令和5年度に廃棄物焼却施設への搬入実態を把握するため、施設に搬入される燃えるごみの組成分析調査を行って公表した。調査の結果、燃えるごみの中には、食品残渣等の「生ごみ」が約35%と最も多く含まれ、「リサイクルできない紙類」が2番目になった。また、古紙類や容器包装プラスチックなどの「リサイクル可能物」は約14%含まれていた。
同県では、生ごみの約8割は水分といわれているため、乾燥させてからごみとして出すことで、燃えるごみの重量を約2割減らすことができるほか、古紙類や容器包装プラスチックの分別を徹底し、資源ごみとして出すことで、燃えるごみの重量を1割程度減らすことができるとして、さらなる周知を図りたいとしている。
【福島県】