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環境ニュース[国内]

CDM実現可能性調査の2003年度募集を開始 採択案件数、交付金額増加へ

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2003.04.16 【情報源】環境省/2003.04.16 発表

 環境省は、温暖化対策としてのクリーン開発メカニズム(CDM)やJI(共同実施)事業についての実現可能性調査を実施するため、日本の企業、NGOなどが途上国やロシアなどの市場経済移行国で実施している温室効果ガス排出削減または吸収源強化プロジェクトについての案件を2003年度も募集することにした。
 CDMとJIは、京都議定書に盛り込まれた市場原理を活用した措置「京都メカニズム」の中の制度で、CDMは先進国と途上国が共同で温室効果ガス排出削減プロジェクトを実施し、達成された温室効果ガス削減分の一部(認証排出削減量)を先進国が自国の削減量として充当することを認める制度。また、JIは先進国同士が共同で温暖化対策事業を行い、その事業によって削減された排出削減分を事業の投資国と実施国とで分け合うことができる制度。
 環境省ではこのCDMやJIとして効果の高いプロジェクト案件を発掘し国内的・国際的ルールづくりの参考とするために、この実現可能性調査を1999年度から開始。プロジェクト案件を募集・選定してきたが、2002年度まで選定した各案件はさまざまな問題があり、事業化まで至ることが困難な状況。
 このため2003年度の案件審査では、より具体的に事業化を指向している案件を優先的に採択したい考えで、採択数を2002年度が8件のところ10〜15件程度に増やし、交付金額も大幅に引き上げる(上限は1件あたり年間3,000万円)。
 募集期間は2003年度4月16日から2003年5月14日午後5時(厳守)まで。【環境省】

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