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環境ニュース[国内]

「平成14年度ODA民間モニター報告書」をホームページに掲載

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2003.04.14 【情報源】外務省/2003.04.11 発表

 外務省は『平成14年度ODA民間モニター報告書』をまとめ、平成14年4月11日に同省ホームページに掲載した。
 「ODA民間モニター制度」は、公募により選出されたモニターに直接ODAの現場を視察してもらい、意見を述べてもらう制度で、一般の人々にODAの現状を知ってもらう目的で平成11年度から始まった。
 14年度は3,910名の応募者の中から、小論文審査、居住都道府県ごとの抽選により計104名(教員特別枠で選出されたモニター20名含む)を選出、10チームに分けインドネシア、タンザニア、ガーナ、セネガル、ニカラグア、スリランカ、タイ、ラオス、カンボジア、中国−−の10か国に派遣し、それぞれ約1週間程度視察を実施した。
 報告書は「日本のODAについて」「平成14年度ODA民間モニター制度について」「ODA民間モニター座談会・ODAにかかわる人々の熱き思いに感動」「ODA民間モニターからの意見・感想(全文)」「ODA民間モニターからの声(問題点ごとの抜粋)」「訪問国紹介」「専門用語解説」から構成されている。
 このうちモニターからの声では「絹織物、綿製品、家具、工芸品が一村一品として作られていたが、デザイン、パッケージなどのソフト面が全く考えられていなかった」、「資金の供与方針、供与額決定、事後評価などに第三者の目が通る体制整備が必要」「基本設計調査の見積もりの甘さは援助を減らすことにも繋がる。事前の見積もりに更に注意を払う必要」などの厳しい指摘があった一方で、「現地の方々は、素直に感謝の念を持ち日本に好感を持っている。現地で着実に成果が上がっており、経済効果だけが全てではないことも確認できた」「現場での頑張りを知ればODAが無駄などとはいえない。人的支援の活動をもっと広く知らせるべきである」などの意見が寄せられている。【外務省】

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