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環境ニュース[国内]

「聞きたい!知りたい!外務省」コーナーに第3回太平洋・島サミットについてのインタビューを掲載

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2003.03.27 【情報源】外務省/2003.03.26 発表

 外務省は平成15年3月26日、同省ホームページの「聞きたい!知りたい!外務省」コーナーに慶応義塾大学法学部2年の村上翼さんによるインタビュー記事「日本と同じ島国!縦の関係構築を目指して!〜第3回太平洋・島サミット事前インタビュー〜アジア大洋州局大洋州課 山口祐志・地域調整官に聞く」を掲載した。
 「聞きたい!知りたい!外務省」は若者が同省の職員にインタビューを行い、現在話題となっている外交政策についてまとめた記事を掲載するコーナー。
 今回の記事の内容は、2003年5月に日本政府が開催する「第3回太平洋・島サミット」に向け、今回のサミットの目的や内容、サミットに参加する太平洋島嶼国と日本の今後の関係強化についての、アジア大洋州局大洋州課の山口地域調整官へのインタビューをまとめたもの。
 太平洋島嶼国の歴史と文化、現状、オーストラリア、ニュージーランド、12の島国と2地域が参加する対話機構「太平洋諸国フォーラム(PIF:Pacific Islands Forum)の概要、日本の太平洋島嶼国に対する援助内容、「太平洋・島サミット」開催の経緯と意義−−などが説明されている。
 「太平洋・島サミット」は1997年に東京で第1回会合が、2000年に、宮崎で第2回目会合が実施され、第2回会合では、日本の太平洋島嶼国に対する協力対象分野を網羅した「宮崎イニシアティブ」を作成したほか、気候変動廃棄物管理、生物多様性をはじめとする環境問題が太平洋島嶼国にとって重要であるという認識の下に「太平洋環境声明」もまとめられている。
 山口・地域調整官は「2002年8月のヨハネスブルグサミット、2003年3月の世界水フォーラムなど、国際社会が途上国の抱える諸問題解決への取り組み強化を行っていくという大きな流れの中で、日本が太平洋・島サミットを開催することは、サミットの中でも国際社会のこのような流れに連動した立場表明が求められるという意味合いがある」と説明。第3回会合では環境問題のほか、人材育成、人間の安全保障、保健衛生、平和の構築といった問題に対する協力について討議が行われる予定だ。
 また山口調整官は日本と太平洋島嶼国の今後の関係について「太平洋島嶼国は、日本外交の歴史の中で最も新しく関係が構築された地域で、まだ関係を成熟させている途上だが、今後は政府レベルのメニューだけではなく、非政府団体の役割が強まってゆくと考えられる。民間企業やNGO、国民の皆さんも含めた関係強化のための基盤作りの作業をしっかり行っていきたい」と抱負も語っている。【外務省】

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