一般財団法人環境イノベーション情報機構
2003年初の黄砂 中国、四国、関西の20地点で確認
【大気環境 大気汚染】 【掲載日】2003.03.26 【情報源】気象庁/2003.03.26 発表
気象庁は2003年3月26日、前日の25日夕刻から、2003年になって初めての黄砂の飛来が広範囲で観測されていると公表した。26日15時現在までで、国内気象官署のうち黄砂を観測した地点は25・26日の累計でのべ20地点。広島、高松、松江、米子などの中国地方から、徳島、高知などの四国地方、奈良、和歌山、京都、彦根などの関西地方にまたがっている。
気象庁では25日に各地に降雨をもたらした低気圧の通過後、大陸方面から飛来したと推測している。
なお2002年は日本国内での春の黄砂観測回数が極めて多く、1月以降4月13日までの間に、観測延べ日数が観測史上最多の962日もあり、浮遊粒子状物質の環境基準達成率低下の要因の1つにも上げられるまでになっていた。【気象庁】