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環境ニュース[国内]

コーデックス委員会の部会、遺伝子組み換え微生物を使った食品の安全性評価指針案を合意

健康・化学物質 その他(健康・化学物質)】 【掲載日】2003.03.24 【情報源】厚生労働省/2003.03.14 発表

 2003年3月11日から14日にかけ、横浜のパシフィコ横浜会議センターでコーデックス委員会バイオテクノロジー応用食品特別部会(CTFBT)の第4回会議が開催され、34か国・19団体から168名が参加した。
 今回の会合では遺伝子組換え微生物を使った食品の安全性を評価する指針「組換えDNA微生物利用食品の安全性評価の実施に関するガイドライン案」の検討が主な議題であったが、ガイドライン案の内容が合意され、2003年6月末にローマで開催される次回のコーデックス総会で、国際規格として最終採択することを討議する見込みとなった。
 ガイドライン案は遺伝子組換え植物由来食品のガイドラインと同様に、安全性と栄養の観点を扱うことが確認され、適用範囲を細菌、酵母、糸状菌と規定。
 また遺伝子組換え微生物を用いて製造された食品は、ヨーグルトや味噌など生きた微生物を含み、日々変化する食品も含まれることから、組換え微生物だけでなく、製造された食品についても組み換えていない食品と比較して同程度の安全性があることを基準として評価を行うことが確認されたほか、ヒトの消化器官内での微生物の生存能力や影響、抗生物質耐性などを評価項目に加えることが盛り込まれた。 【厚生労働省】

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