一般財団法人環境イノベーション情報機構
富士通、帝人と自転車フレームに用いられるリサイクル炭素繊維の「資源循環における環境価値化実証プロジェクト」を開始
【エコビジネス 環境マネジメント】 【掲載日】2023.02.10 【情報源】企業/2023.01.19 発表
富士通株式会社は、帝人株式会社と炭素繊維強化プラスチックを使った自転車フレームの製造・販売を行うV Frames GmbHならびに自転車メーカーのE Bike Advanced Technologies GmbHとともに、自転車のフレームに用いられるリサイクル炭素繊維の「資源循環における環境価値化実証プロジェクト」を開始した。実証プロジェクトでは、帝人および富士通が2022年7月より構築を進めている「リサイクル素材の環境価値化プラットフォーム」を活用し、自転車フレームに使用される材料の資源や環境負荷に関する証跡データを収集・管理するとともに、そのプロセスの実現性を評価し、可視化したデータの価値を検証する。そして、環境への関心が高い自転車市場における、証跡データの開示によるトレーサビリティの実現やカーボンマネジメントへの活用による価値の創出を目指す。
帝人および富士通は、リサイクルを環境価値化したビジネスモデルを実践することで、炭素繊維などの素材のリサイクル市場を発展させ、サーキュラーエコノミーの実現に貢献していく。
【富士通株式会社】