一般財団法人環境イノベーション情報機構
神戸製鋼、削減率100%の低CO2高炉鋼材”Kobenable Steel”の使用が決定
【エコビジネス 環境マネジメント】 【掲載日】2023.01.31 【情報源】企業/2022.12.22 発表
株式会社神戸製鋼所が日本で初めて商品化した低CO2高炉鋼材”Kobenable Steel”を、株式会社IHI、三菱地所株式会社ならびに、鹿島建設株式会社が「(仮称)豊洲4-2街区再開発計画B棟(東京都江東区豊洲)」の新築工事に使用することとなった。現在、カーボンニュートラルの実現は世界共通の目標となっており、超高層ビルにおいても脱炭素化に向けた取り組みが求められており、中でも、建設工事の建材由来のCO2排出削減はサプライチェーン全体で取り組むべき分野であり、ビルに使用される鉄骨についても製造時のCO2排出量が少ない製品へのニーズが高まっている。
”Kobenable Steel”は、神戸製鋼独自の高炉向けCO2低減ソリューションを活用することで、従来の品質を維持したままで、低CO2鋼材の提供を可能とするもの。本物件の鉄骨の一部に、 ”Kobenable Steel”を使用することにより、建材由来のCO2排出の削減に寄与する。なお、同物件では、製造時のCO2排出量をマスバランス方式により100%削減したKobenable Premierを使用する予定。4社は、持続可能な開発目標(SDGs)を支援し、”Kobenable Steel”を通じて、「つくる責任、つかう責任」を踏まえ、「住み続けられるまちづくり」への貢献を意識し、脱炭素社会の実現に向けた取組みを進めていく、としている。
【株式会社神戸製鋼所】