一般財団法人環境イノベーション情報機構
神戸製鋼、日産車への低CO2高炉鋼材及びグリーンアルミニウム原料を用いたアルミ板材の適用を発表
【エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2023.01.05 【情報源】企業/2022.12.19 発表
株式会社神戸製鋼所は、日産自動車株式会社と、2023年1月以降、神戸製鋼が商品化した高炉工程におけるCO2排出量を大幅に削減した低CO2高炉鋼材である「Kobenable Steel」と、グリーンアルミニウム原料を用いたアルミ板材を、日産車へ順次適用していくことを発表した。なお、「Kobenable Steel」については、量産車への初採用となる。日産は、2050 年までに製品のライフサイクル全体でカーボンニュートラルを実現することを目指している。車両重量の約 60%は鉄部品、約 10%はアルミ部品によって構成されていることから、グリーンスチールやグリーンアルミニウムの採用は、ライフサイクルの一部である部品製造時のCO2排出量を削減していく上で、大変有効な取り組みとなる。
そのため、両社は、従来製品と同等の高品質を実現しながら、製造時のCO2排出量を大幅に削減することを可能とした神戸製鋼の低CO2高炉鋼材「Kobenable Steel」と、グリーンアルミニウム原料を用いたアルミ板材を日産車に適用することを決定した。
今回適用される低CO2高炉鋼材は、製造時のCO2排出量をマスバランス方式により100%削減した「Kobenable Premier」で、具体的な使用量については、今後協議して決定する予定となっている。
【株式会社神戸製鋼所】