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環境ニュース[国内]

三菱ケミカル、「BioPBS」を使用した生分解性エマルジョンの開発

ごみ・リサイクル その他(ごみ・リサイクル)】 【掲載日】2022.12.28 【情報源】企業/2022.12.16 発表

三菱ケミカルグループは、同社グループの植物由来の生分解性樹脂「BioPBS(TM)」を使用した生分解性エマルジョンを、中京油脂株式会社と共同で開発したことを発表。今後は中京油脂の生分解性エマルジョン「RESEM bio」の包装材向けの新グレードとして展開していく。また、レンゴー株式会社およびレンゴーグループの日本マタイ株式会社が当エマルジョンを用いた包装材を生分解性包材ブランド「REBIOS(R)」のラインアップとして販売予定となっている。
「BioPBS(TM)」は環境配慮特性とともに優れた低温ヒートシール性と柔軟性を有しており、食品などの包装材に採用が広がっている。またエマルジョンは油やプラスチックなどを水の中に均一に分散させた液体であり、接着剤、コーティング剤として用いられている。中京油脂の技術により「BioPBS(TM)」を水の中に均一に分散させることで、同樹脂の優れた特性を活かした包装材向けの生分解性エマルジョンの開発に至った。
同社グループは今後、当エマルジョンのグローバル展開も視野に入れており、食品やサステナビリティといった注力市場における機能商品の事業拡大を進めていく、としている。
【三菱ケミカルグループ株式会社】

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