「リサイクルポート推進協議会」の参加会員募集を開始

【ごみ･リサイクル リサイクル】 【掲載日】2003.03.17 【情報源】国土交通省／2003.03.13 発表

　国土交通省は同省が進める「リサイクルポート」事業の参加者のネットワーク組織「リサイクルポート推進協議会」の設立に向け、この協議会の参加会員の募集を開始することにした。
　「リサイクルポート」事業は同省が重点施策としている「総合的な静脈物流システムの構築」推進のための施策の１つとして、港湾を廃棄物や資源化ごみの海上物流拠点として活用するために設置された制度で、港湾管理者の申請を国が審査し、一定の要件を満たした港について国がリサイクルポートとして指定を行う仕組みだ。
　指定されると（１）リサイクル産業の新規立地促進、（２）国と港湾管理者による静脈物流システム事業化調査の共同実施−−のほか、（３）民間事業者が行うリサイクル施設整備に対する補助、（４）推進組織「リサイクルポート推進協議会」への参加による指定港湾の連携促進、（５）静脈物流基盤に対する支援−−などの優遇措置が受けられることになっている。
　なお協議会の会員は、リサイクルポートに指定されている港湾の管理者である地方自治体や、リサイクルポートでのリサイクル事業に参加している鉄鋼、セメント、物流などの企業を想定している。
　協議会は、平成１５年４月中旬に設立総会を開催し、その後、Ｗｅｂサイトによる情報発信や会員間の情報交換、セミナーの開催などを行っていく予定。またテーマごとに部会を設置し、静脈物流と環境産業を組み合わせた新たなビジネスのコンセプトづくりや技術開発、国際静脈物流システムの構築などについて検討を行う。【国土交通省】