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環境ニュース[国内]

中部電力、食材の急速冷凍機「Proton Neo(プロトンネオ)」の開発で食材の高品質冷凍と省エネを実現

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2022.11.10 【情報源】企業/2022.10.18 発表

 中部電力株式会社と株式会社菱豊フリーズシステムズは、食材の品質を保ちながら冷凍でき、省エネ性にも優れた高品質冷凍機「Proton Neo(プロトンネオ)」を共同で開発し、11月7日から販売を開始する。

 時間をかけて冷凍された食材は、細胞内の水分が膨張することにより、細胞が破壊されてしまう。細胞が破壊されると、解凍する際にそこから旨み成分が流出し、品質が低下してしまう。

 Proton Neoは、冷凍機内の循環冷風を高速化・整流化することで、食材を効率的に急速冷凍する。従来機に比べ冷凍時間を3割以上短縮できたことで、省エネルギー化も実現した。加えて、菱豊フリーズシステムズが特許を取得したプロトン凍結技術(磁力と電磁界で水の分子を整列させ、そのうえで急速冷凍することにより、水分の膨張による細胞ダメージを低減する凍結技術。)を採用し、その磁力をさらに強めることで微細で整列した氷の結晶を作り、細胞破壊を最小化する高品質冷凍を可能にした。

 中部電力では、今後も快適性・利便性を高める新たな価値の創出に向けた研究開発を進め、消費者や社会の発展に貢献していく、としている。
【中部電力株式会社】

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