一般財団法人環境イノベーション情報機構
LPG燃料推進LPG運搬船「LUPINUS PLANET」の引き渡し
【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2022.10.20 【情報源】企業/2022.09.22 発表
川崎重工は、日本郵船株式会社向けに84,000m3型LPG(液化石油ガス)燃料推進LPG運搬船「LUPINUS PLANET」(同社第1753番船)を引き渡した。本船は、LPGと低硫黄燃料油を燃料とするLPG二元燃料LPG運搬船となる。従来の84,000 m3型LPG運搬船にLPG二元燃料主機関を採用した新船型の5番船にあたり、また、同社が引き渡したLPG運搬船としては68隻目となる。
近年、船舶の排出ガス規制への有力な対応策として、重油の代わりに液化ガスを燃料とする船舶の導入が世界的に進んでいる。本船は、温室効果ガスの排出量を削減できるLPGを燃料とすることで、大幅な環境負荷低減が見込める大型LPG運搬船となる。同社グループがこれまで建造してきたLPG運搬船をはじめ、LNG(液化天然ガス)運搬船やLNG燃料推進船の建造で培った知見が活用されている。
同社は今後とも、全世界的に強化されつつある環境規制ならびにSDGsに代表される具体的な行動計画を踏まえ、LPG燃料推進LPG運搬船、LPG/アンモニア運搬船をはじめとする環境規制に対応した各種商船や、次世代エネルギーとして注目されている液化水素運搬船など、地球環境にやさしい船舶技術を開発・提供し、低炭素・脱炭素社会の実現に貢献していく、としている。
【川崎重工業株式会社】