一般財団法人環境イノベーション情報機構
大成建設、CO2排出量評価ツール「T-CARBON SoilReme」を構築
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2022.10.11 【情報源】企業/2022.09.12 発表
大成建設株式会社は、様々な土壌浄化工法に応じてCO2排出量を算出・提示する評価ツール「T-CARBON SoilReme」を構築した。本ツールの適用により、各工法の浄化効果、工期、コスト等に加え、CO2排出量も可視化できるため、カーボンニュートラルへの取り組みを見据えた最適な土壌浄化工法の選定が可能となる。従来の土壌浄化工法の選定では、評価対象として浄化効果、工期、コスト等が主な選定項目であり、これまでCO2排出量の数値までは考慮されていなかった。今後、カーボンニュートラル社会の実現に向けた世界的な流れの中で、消費者のCO2排出量削減への関心や取り組み意識は増々高まりを見せており、土壌浄化分野でもCO2排出量が重要な選定要素となる。
そこで同社は、カーボンニュートラルに関する消費者からのニーズに迅速に対応でき、土壌浄化工法別にCO2排出量を算出・提示できる評価ツール「T-CARBON SoilReme」を構築した。
1.浄化効果、工期、コスト等に加え、CO2排出量も評価して土壌浄化工法を選定可能
2.土壌浄化工法別にCO2排出量を含む各種評価項目の比較結果を可視化
3.更新、カスタマイズが容易で、関係者間での合意形成に有効活用
今後、同社は、土壌汚染調査・対策工事において、「T-CARBON SoilReme」を積極的に活用し、消費者のカーボンニュートラルへの取り組みを支援していく、としている。
【大成建設株式会社】