一般財団法人環境イノベーション情報機構
商船三井、LNG燃料タグボート「いしん」が苫小牧港LNGバンカリングトライアルに協力
【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2022.10.07 【情報源】企業/2022.09.08 発表
株式会社商船三井は、9月8日、苫小牧港管理組合と石油資源開発株式会社が北海道苫小牧港において実施したLNGバンカリングトライアルに協力した。このトライアルは、同社が保有し、同社グループの日本栄船株式会社が運航するLNG燃料タグボート「いしん」を起用してLNGバンカリングを行った。また、トライアル実施においては、同社グループのMOLマリン&エンジニアリング株式会社が海事コンサルティングに関して協力を行った。
なお、「いしん」は現在、大阪堺泉北港を中心に大型貨物船等のエスコート業や入出港作業を担っているが、同船のLNGバンカリングトライアルは神戸、名古屋に次ぐ3例目となる。今回のLNG燃料は、大阪堺泉北港での供給と同様にタンクローリーからTruck to Ship方式により供給を受けた。
同社グループは、2050年までにネットゼロ・エミッションを達成することを目指し、2021年6月に「商船三井グループ 環境ビジョン2.1」に沿って脱炭素・低炭素化実現に向けた「クリーン代替燃料の導入」戦略を推進している。
LNG燃料は従来の燃料油に比べ二酸化炭素では約25%のGHG排出削減効果があり、同社では「今すぐ実現可能なGHG排出削減の取り組み」として、LNG燃料船の導入を進めている。今後もグループ一丸となり低・脱炭素化社会の実現に貢献していく、としている。
【株式会社商船三井】