１３年度に製造・輸入された化学物質総量速報値、約５億トンに

【健康・化学物質 その他(健康・化学物質)】 【掲載日】2003.03.10 【情報源】経済産業省／2003.03.07 発表

　経済産業省は平成１５年３月７日に、平成１３年度の化学物質製造・輸入量実態調査の速報値を発表した。
　この調査は化学物質管理政策を進めるための基礎情報として経済産業省が統計法に基づく承認統計として３年に１度実施しているもので、（１）昭和４８年の化審法制定時に作成された「既存化学物質リスト」に掲載されている約２万６０００種の化学物質、（２）化審法の規制対象とならないと公示された新規化学物質（通称：白物質）−−について年間製造数量、輸入数量、用途を調べている。
　今回の調査は平成１４年９月から１１月にかけて、全国の製造・輸入事業者約１万６０００事業所を対象に調査を実施したもので約７４．５％の事業所から回答があった。
　公表結果によると、これらの回答で報告されている物質数は、化審法官報公示整理番号の分類では約６，４００物質、ＣＡＳ番号（米国化学会のケミカル・アブストラクトサービスが付与した番号で国際的に広く利用されている）の分類では約１万物質にのぼった。また、製造（出荷）・輸入総量は約５億トンであった。【経済産業省】