一般財団法人環境イノベーション情報機構
日本製鉄、CO2原料からLPガスを製造する研究開発に着手
【ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2022.08.22 【情報源】企業/2022.06.13 発表
日本製鉄株式会社は、ENEOSグローブ株式会社、国立大学法人富山大学とともに、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構が公募した「カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発/CO2有効利用拠点における技術開発/研究開発拠点におけるCO2有効利用技術開発・実証事業」において、三者共同による「カーボンリサイクルLPG製造技術とプロセスの研究開発」を提案し、採択され、研究開発に着手したことを発表。現在、LPガスは、年間約1,400万トンの国内需要があり、全国のおよそ半数の世帯で使用されている、国民生活に密着した重要なエネルギー。今回、ENEOSグローブ、富山大学、日本製鉄の三者は、長年培ってきた触媒技術を活用し、同事業において、LPガスを化石燃料由来ではなく、CO2を原料として製造するための高効率な製造技術とプロセス研究開発を行うことで合意した。
研究開発において、三者は、Fischer−Tropsch合成を用いたカーボンリサイクルLPガス製造に関する触媒技術開発、製造工程および社会実装モデルの研究開発を実施し、事業化に向けた包括的な検討を行う。
このチャレンジングな課題に取り組むことで、2050年に向けたカーボンニュートラル社会の実現に貢献していく。
【日本製鉄株式会社】