一般財団法人環境イノベーション情報機構
東洋紡、ケミカルリサイクルによる再生PET原料を使用したシュリンクラベルを開発、試験販売開始
【ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2022.08.08 【情報源】企業/2022.06.06 発表
東洋紡株式会社は、コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社、遠東新世紀株式会社、株式会社フジシールと共同で、使用済みラベルおよび廃ラベルをケミカルリサイクルにより再生したPET樹脂を一部原料としたシュリンクラベルを開発した。本ラベルを使用するペットボトル製品は、コカ・コーラ ボトラーズジャパンが7月下旬より試験販売する。コカ・コーラ ボトラーズジャパンと遠東新世紀は、2020年より、ケミカルリサイクルによる再生PET原料を使用したペットボトルの製品化に向けた共同プロジェクトで協働しており、その一環でラベルの再生化についても検討を進めてきた。同社は長年のフィルム事業で培った高度な製膜技術を保有しており、これまでも環境に配慮したさまざまな製品の開発に注力してきた。このほど、コカ・コーラ ボトラーズジャパンと連携し、遠東新世紀のケミカルリサイクル手法「TopGreen(R) ChemCycle(トップグリーンケムサイクル)」プロセスにより製造された再生PET樹脂を原料とするポリエステルフィルムの製膜に成功。本ポリエステルフィルムを使用するシュリンクラベルは、ラベル製造を担うフジシールと同社が実施した試験において、石油由来のシュリンクラベルと同等の品質であるという結果を得ている。
【東洋紡株式会社】