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環境ニュース[国内]

東京ガス、東北バイオフードリサイクル 食品リサイクル発電プラント本格稼動開始

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2022.07.13 【情報源】企業/2022.05.18 発表

 株式会社東北バイオフードリサイクル(JFEエンジニアリング株式会社の子会社J&T環境株式会社、東日本旅客鉄道株式会社、東京ガス株式会社およびJR東日本関連会社の東北鉄道運輸株式会社が共同出資し設立された食品リサイクル事業を行う会社)は、仙台市において食品リサイクル発電プラントを2022年2月より段階的に稼働し、2022年5月18日、本格的な発電事業の開始に伴い発電式を執り行った。

 食品廃棄物は国内で年間1,535万t発生し、その多くが焼却処分されている。同事業は、食品廃棄物を有効活用するため、仙台市内においてプラスチックリサイクル事業等を行ってきたJ&T環境、鉄道事業のほか駅ビル・エキナカ・ホテル等幅広く事業展開するJR東日本グループ、およびバイオマス発電に関する知見を有し、ガス・電気の安定供給とエネルギーサービス事業を展開する東京ガスによる東北地方で初めての共同事業になる。

 東北バイオフードリサイクルは、JR仙台駅を中心とした駅ビル、エキナカをはじめ、仙台市内、宮城県ならびに近県の事業者が排出する食品廃棄物(日量40t)を、微生物により発酵させ発生するメタンガスを燃料にして発電を行う。食品リサイクルプラントの発電出力は780kW、年間想定発電量は約6,500MWh(一般家庭の年間使用電力量の約1,500世帯分)。また、年間のCO2削減効果は約3,000t-CO2となる。

 各社は本事業を通じて、食品廃棄物から再生可能エネルギーを創出し、脱炭素社会の実現とエネルギーの地産地消を目指す地域循環型社会形成を推進する。また、周辺環境に配慮した運営を行うとともに、バイオガス発電にとどまらず、食品廃棄物の処理過程で生じた発酵残渣の肥料化・近隣農地等での利活用を目指すなど、地域経済・社会の持続的発展と環境保全の両立に貢献していく、としている。
【東京ガス株式会社】

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