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環境ニュース[国内]

住友化学、分離膜を用いた工場排ガスからのCO2分離回収システムの開発・実証が NEDOによるグリーンイノベーション基金事業に採択

エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2022.07.05 【情報源】企業/2022.05.13 発表

 住友化学株式会社と株式会社OOYOO(ウーユー)は、このたび、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した「グリーンイノベーション基金事業/CO2の分離回収等技術開発プロジェクト」に、両社が共同で取り組む「分離膜を用いた工場排ガス等からのCO2分離回収システムの開発」を応募し、研究開発項目「低圧・低濃度CO2分離回収の低コスト化技術開発・実証」の一つに採択された。

 カーボンニュートラル社会の実現に向けて、再生可能エネルギーの利用や各種リサイクル技術の開発が進む一方、電力部門や産業部門の排ガスからCO2を安価に分離回収する技術の必要性も、今後より一層高まっていくと考えられている。火力発電所等の大規模排出源だけでなく、工場排ガス等の小〜中規模排出源向けにCO2分離回収プロセスの導入を拡大していくためには、省スペースかつ省エネルギーなCO2分離回収技術・システムを確立することが求められる。

 同事業は、高性能なCO2分離膜を用いて、工場のボイラー等から排出される燃焼排ガスから、安価にCO2を分離回収するシステムの開発・実証を目指す。
 住友化学は、経営として取り組む重要課題の一つに「環境分野への貢献」を掲げている。2021年12月には、50年カーボンニュートラルの実現に向けたグランドデザインを策定し、グループにおけるGHG排出量をゼロに近づける「責務」と、製品やソリューションを通じた社会のGHG削減への「貢献」の両面からの取り組みを推進している。
【住友化学株式会社】

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