一般財団法人環境イノベーション情報機構
大林組、サステナビリティ・リンク・ボンドを発行
【エコビジネス 環境と経済】 【掲載日】2022.05.09 【情報源】企業/2022.03.14 発表
大林組は、国内社債市場における公募形式により「大林組サステナビリティ・リンク・ボンド」を発行する予定であり、本発行に向けた社債の訂正発行登録書を関東財務局長に提出した。本発行は、国内初の社債の年限が異なる複数本立てサステナビリティ・リンク・ボンドであり、2018年10月の「大林組グリーンボンド」(第23回無担保社債)、2019年6月の「大林組サステナビリティボンド」(第24回無担保社債)に続くESG債となる。サステナビリティ・リンク・ボンドとは、あらかじめ定められたサステナビリティ、ESGの目標を達成するか否かによって条件が変化する債券をいい、具体的には、サステナビリティ・リンク・ボンドの発行体が、あらかじめ定めた時間軸の中で、将来の持続可能性に関する成果の改善にコミットし、発行体が定めたKPIに関して達成すべき目標数値として設定したサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(SPTs)を達成したかどうかによって、債券の条件が変化する。
発行にあたり、大林組のサステナビリティへの取り組みの重要な柱である「脱炭素の達成」に強くコミットするとともに、その進捗を計測するKPIとして、Scope1、2では1.5℃水準、Scope3ではWB2D水準を目標とするCO2排出削減率を選定した(2022年上期中にSBT(Science Based Targets)イニシアチブの認定を取得予定)。併せて、債券、ローンに適用可能な「大林組サステナビリティ・リンク・ファイナンス・フレームワーク」を策定し、その適合性について株式会社格付投資情報センター(R&I)からセカンドオピニオンを取得した。
【株式会社大林組】