一般財団法人環境イノベーション情報機構
東ソー、産官学協働で複合プラスチックのケミカルリサイクル技術の開発と実用化を加速
【ごみ・リサイクル その他(ごみ・リサイクル)】 【掲載日】2022.04.06 【情報源】企業/2022.02.28 発表
国立大学法人東北大学、国立研究開発法人産業技術総合研究所、東ソー株式会社、凸版印刷株式会社、東西化学産業株式会社、恵和興業株式会社は、共同で複合プラスチックのケミカルリサイクル技術の実用化を目指した研究開発「複合プラスチックからのモノマー回収液相プロセスの開発」を2021年11月から開始した。この研究開発は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「革新的プラスチック資源循環プロセス技術開発/石油化学原料化プロセス開発」委託事業(事業期間:2020 年度〜2024年度)の追加公募で、採択され実施するもの。
医薬品や食品など一般に使用されているプラスチックの多くは、多層プラスチックフィルムに代表されるように、機能・性能を持たせるために、性質が異なる複数種のプラスチックを複合して使用されていいる。しかし、複数種が複合されたプラスチック(複合プラスチック)のリサイクルでは燃焼によるサーマルリサイクルに依存し、環境保全の観点からもマテリアルリサイクルやケミカルリサイクルの技術確立が期待されている。
【東ソー株式会社】