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環境ニュース[国内]

LPガス乗用車の燃費基準設定 省エネ法の対象へ

大気環境 交通問題】 【掲載日】2003.02.18 【情報源】国土交通省/2003.02.18 発表

 経済産業省と国土交通省が合同で開催している「LPガス自動車燃費基準検討会」は平成15年2月18日、LPガス乗用自動車の燃費基準の最終取りまとめを行った。
 LPガス自動車は、日本では主にタクシーに使用されているが、燃費基準は定められていなかった。黒煙・SPMの排出がなく、二酸化炭素の排出もガソリン車に比べ10%程度少ない上にタクシー1台あたりの走行距離は自家用乗用車の約7倍であるため、LPガス自動車の燃費改善をさらに推進していくことは地球温暖化対策としても有効な施策となる。
 今回まとまった燃費基準は 現在市販されている最も燃費の良いLPガス乗用自動車(トップランナー車)のデータをもとに、技術革新や排出ガス規制による更なる燃費向上の可能性を勘案して決定したもの。2010年度を目標年度とし、車両重量区分ごとに、最小1リットルあたり4.8キロメートル(重量2,266キログラム以上の場合)から最大1リットルあたり15.9キロメートル(重量702キログラム以下の場合)の燃費の目標基準値が設定された。
 現在走行しているLPガス乗用自動車の全てがこの燃費基準を達成した場合は、約50万トンのCO2削減効果があるという。
 なお両省は、この最終取りまとめを受け、15年夏までにLPガス乗用自動車を省エネ法の対象製品にする方向で準備を進める方針。【国土交通省】

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