一般財団法人環境イノベーション情報機構
IBM、資源循環プラットフォーム活用で、トレーサビリティを付与した再生プラスチック材の実証販売開始
【ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2022.03.17 【情報源】企業/2022.02.01 発表
石塚化学産業株式会社は、三井化学株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:橋本 修、以下 三井化学)と日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)が2021年4月より開発しているブロックチェーン技術の高度なセキュリティーを有した資源循環プラットフォームを活用し、トレーサビリティ(追求可能性)を付与した再生プラスチック材(メタクリル酸メチル樹脂(PMMA)、ポリカーボネート樹脂(PC))の販売を2022年2月より開始。本再生プラスチック材は、再生原料となる使用済み製品の回収・解体を株式会社ツルオカが行い、再生プラスチック材の製造・販売を石塚化学産業が行うもの。資源循環型経済の実現が求められている中、再生プラスチック材の使用においては、含有物質の明確化などトレーサビリティの担保が課題となっている。今回の実証販売は本プラットフォームを活用することで、再生プラスチック材のトレーサビリティの担保のほか、製造工程、検査工程、物性情報や品質情報等の可視化およびCO2排出量(参考値)を明示化することが可能となる画期的な取り組み。今後も本プラットフォームでは資源循環型経済の実現に向け、現プラットフォーム参加者および新たな参加者と協働しながら他製品でも実証実験を重ね、実装に向けた活動を進めていく、としている。
【日本アイ・ビー・エム株式会社】