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環境ニュース[国内]

化学物質の審査・規制の方向性案について意見募集結果を公表

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2003.02.13 【情報源】厚生労働省/2003.01.30 発表

 経済産業省の産業構造審議会化学物質管理企画小委員会、厚生労働省の厚生科学審議会化学物質審査規制制度の見直しに関する専門委員会、環境省の中央環境審議会化学物質審査規制制度小委員会−−の3委員会が合同で、平成15年1月20日まで実施していた、今後の化学物質の審査・規制のあり方についての報告書案への意見募集結果が公表された。
 14年12月20日から15年1月20日までの意見募集期間中に寄せられた意見は55通。1通の中に複数の意見が述べられているケースを整理した延べ意見数は332件に達した。
 報告書案では、今後の化学物質の審査・規制の中に、(1)人の健康への影響だけでなく、野生生物やその生息環境を含む環境への影響を考慮すること、(2)有害性だけでなく、暴露可能性(ある化学物質にさらされる可能性)も含めたリスク評価結果の反映−−の2つの視点の導入を検討したほか、関係者間で情報を共有化しリスクコミュニケーションを促進する必要性も提言されていた。
 なお、寄せられた意見の中では、「リスク評価結果を反映させた化学物質審査・規制制度の見直し」についての118件が最も多かったが、「野生生物やその生息環境への影響を考慮した化学物質審査・規制制度の見直し」についてももほぼ同数の111件の意見が寄せられた。
 このうち「報告書案ではモデルとなる藻類、ミジンコ、魚類の急性毒性のみを対象にしているが、発ガン性、環境ホルモン作用なども評価にいれてほしい」との意見に対しては、「科学的知見や国際的な動向を踏まえ、将来こうした内容を反映でさせられるよう柔軟な制度を考えたい」との回答が示されている。【厚生労働省】

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