一般財団法人環境イノベーション情報機構
出光、ベトナムにブラックペレットの商業製造プラントを建設 日本の石炭需要家のCO2削減に貢献
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2021.11.24 【情報源】企業/2021.10.21 発表
出光興産株式会社は、エネルギー安定供給への貢献および石炭ボイラーにおけるCO2排出低減を目的に、石炭の代替となるカーボンニュートラル燃料であるブラックペレット(商品名:「出光グリーンエナジーペレット(TM)」)の大型商業プラントを世界で日本企業として初めてベトナム ビンディン省に建設する。生産能力は年産12万トン、2022年上期に稼働開始予定。新プラントの建設にあたり、同社はベトナムの既存木質ペレットの製造会社へ出資し、新会社「Idemitsu Green Energy Vietnam Limited Company」を設立した。
既存の木質ペレット製造工場の敷地内に新プラントを建設し、原料は主にアカシアの端材や製材残渣を使用する。同社は新会社を通じて原料調達から生産、販売、輸送まで一貫したサプライチェーンを構築し、エネルギー会社としてサステナビリティの確保されたカーボンニュートラル燃料の安定供給を実現する。
同社は2030年までに年産200万トンの「出光グリーンエナジーペレット」の供給体制構築を目標としており、2030年までの中間目標として、「3年以内に年産30万トン」の供給体制構築を目指し、ベトナムに続くマレーシア・インドネシアでの生産プロジェクトを今後進めていく予定。
【出光興産株式会社】