一般財団法人環境イノベーション情報機構
川口環境大臣、米国の気候変動政策に関する談話を発表
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2001.04.12 【情報源】環境省/2001.03.29 発表
川口環境大臣は平成13年3月29日、さきごろホワイトハウス及び国務省の報道官による記者会見において、ブッシュ大統領が「京都議定書に反対」であるとの発言があったことについて、「大変憂慮する」旨の談話を発表した。川口大臣は、更に「地球規模での気候変動問題への取組において、京都議定書は現在唯一の選択肢であり、京都議定書を放棄することは、過去10年間にわたる我々の努力を大きく後退させることになる。ブッシュ政権が京都議定書の重要性を理解し、その発効に向けた第6回締約国会議の再開会合において、日本をはじめとする関係国との合意形成に積極的に参加することを心から希望する。」と述べた。また、日本の取り組みとしては、「京都議定書の2002年発効を目指して全力で取り組んでいく方針に変わりはなく、世界の温室効果ガスの排出量の約4分の1を占める米国が、京都議定書の重要性を理解し、平成13年7月に開催される第6回締約国会議の再開会合の成功に向けて前向きに対応するよう、あらゆる機会をとらえて、働きかけを行っていく。」と結んだ。【環境省】