一般財団法人環境イノベーション情報機構
全国10か所で「森林の仕事ガイダンス」を開催へ
【エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2003.02.04 【情報源】林野庁/2003.02.03 発表
全国森林組合連合会は平成15年2月5日から3月20日までの間、札幌、仙台、群馬、東京、名古屋、大阪、神戸、広島、高知、福岡−−の全国10か所で、林業への就業希望者を対象とした相談会「森林(もり)の仕事ガイダンス」を開催することにした。日本の国土面積の3分の2を占める森林には、国土保全、水源かん養、自然環境保全、地球温暖化防止など多様な機能があり、日本学術会議の農業・森林の多面的な機能の評価についての答申によれば、これらの機能の経済的評価額は年間70兆円にもなるといわれている。
こういった森林の多面的な機能の発揮のためには、林業を担っていく人材の確保・育成を行い、森林整備を図っていくことが必要であるが、実際には、昭和35年に全国で44万人いた林業就労者は、平成13年林業白書の報告では6万7,000人まで減少している。
このため林野庁でも就業相談会、基本的な知識や技能の修得のための事前研修を実施しているほか、本格就業希望者を対象にした、1年間のOJT研修「緑の雇用担い手育成対策事業」などの雇用サポートを行っているところだ。【林野庁】