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環境ニュース[国内]

2001年度のエネルギー起源CO2排出量の速報値、90年度比6.3%増にとどまる

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2003.02.03 【情報源】資源エネルギー庁/2003.01.31 発表

 資源エネルギー庁は2003年1月31日までに、2001年度の「エネルギー需給実績」の速報値を取りまとめた。
 2001年度の最終エネルギー消費は、2000度に比べ1.1%減の15,805PJ(ペタジュール=10の15乗ジュール)。
 民生部門では、業務部門が6.1%も増加していたものの、冷夏・暖冬により家庭での消費分が減少し、全体では2.0%の増加にとどまったほか、運輸部門も貨物部門の0.5%減少が影響し、全体では0.5%の増加に抑制された。また産業部門は景気の悪化の直撃を受け3.9%減を記録、最終エネルギー消費の減少につながった。
 一方、一次エネルギー供給量は2000年度に比べ2.6%減少した22,913PJに。エネルギー源別では、石炭が電力向けを中心に2000年度に比べ3.6%増と顕著な増加を示した一方で、景気の低迷や暖冬の影響で石油は6.3%も減少。原子力、水力も軒並み減少していた。
 なおこれらのデータから試算した、2001年度のエネルギー起源の二酸化炭素排出量は11億3,090万トン(炭素換算 3億0,860万トン)となり、2000年度に比べて2.7%減少となった。ただし、この数字は京都議定書基準年である1990年度の排出量と比べると6.3%増加にあたっている。 【資源エネルギー庁】

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