一般財団法人環境イノベーション情報機構
大成建設、既存建築物のゼロ・エネルギー・ビル化「リニューアルZEB」の推進を強化
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2021.09.09 【情報源】企業/2021.08.17 発表
大成建設株式会社は、企業における「脱炭素」を目指す取り組みとして、既存建築物を改修工事でゼロ・エネルギー・ビル化(ZEB)する「リニューアルZEB」の推進を強化し、同社がこれまで蓄積してきた省エネルギー、創エネルギーに繋がるZEB化技術や施工技術をさらに向上させ、2050年までのカーボンニュートラルの実現に貢献していく。同社は、2014年にZEB実証棟の建設・運用を開始し、2020年のリニューアル期間を除き、2021年までの全ての計測年度で建物単体での年間エネルギー収支ゼロを達成するなど、これまで新築・既存建築物におけるZEB化技術の蓄積・向上を推進してきた。
既存建築物を改修工事でZEB化する「リニューアルZEB」では、建物を使いながらリニューアルすることが求められ、建物特性を考慮した、より省エネルギーな設備機器の導入や太陽光発電パネルなどの創エネルギー設備を設置する必要がある。
そこで同社は、改修工事における更なるZEB化技術と施工技術の向上を図るため、この度、同社が保有する関西支店ビル、横浜支店ビルおよび大成ユーレック川越工場で「リニューアルZEB」を実践し、併せて建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)のZEB認証取得を目指すこととした。
今後、同社は、省エネルギー、創エネルギーおよび施工に関わる技術開発と顧客ニーズに合わせた既存建築物の「リニューアルZEB」に関する提案を進め、これらの取り組みを「グリーンリニューアル®」と称し、脱炭素社会の実現に貢献していく、としている。
【大成建設株式会社】