１５年政府予算案中の地球環境保全関係予算総額９，８０３億円に

【環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2003.01.31 【情報源】環境省／2003.01.30 発表

　環境省が関係省庁の平成１５年度政府予算案中の地球環境保全関係予算額をとりまとめた結果、１５年度の総額は１４年度の総額９，８０３億円と比べ５．１％減少した９，３０４億円となっていることがわかった。
　１３年度総額に比べ１４年度総額が５１．９％も増加していたことと比べると、総額の変化は少ないが、施策内容別に見ると、（１）国際的枠組みづくり（要求額９９億円・前年度比２８．３％減）、（２）観測・監視、調査研究（要求額８５３億円・前年度比２２．５％減）、（３）技術開発、普及（要求額３，９７１億円・前年度比１０．６％減）、（４）環境協力の推進（要求額３８３億円・前年度比４９．６増）、（５）環境配慮（要求額２８億円・前年度比４６０％増）、（６）国内の持続可能な社会の実現に向けた取組み（要求額３，９７０億円・前年度比２．８％増）−−と各項目の増減は比較的大きい。
　また環境問題の分野別では、地球温暖化対策の８，３８４億円が圧倒的に多いが、１４年度に比べ５．４％減額していた。一方、増加率が多かったのは生物多様性の減少対策の４１億円で１４年度に比べ１７３．３％増加した。【環境省】