ＥＦＶ国際会議、次世代ＥＦＶの開発目標の重要性訴える議長声明を採択

【大気環境 交通問題】 【掲載日】2003.01.27 【情報源】国土交通省／2003.01.24 発表

　２００３年１月２３・２４日に「環境にやさしい自動車（Environmentally Friendly Vehicles：ＥＦＶ）に関する国際会議」が東京で開催され、会議の成果をまとめた議長声明が採択された。
　今回の会議は２００２年１月に東京で開催された「交通に関する大臣会合」で採択された「環境にやさしい自動車のための総合戦略に関する大臣共同声明」に基づき開催されたもので、米国、ＥＵ諸国のほか、中国、韓国、シンガポール、国連欧州経済委員会・自動車基準調和世界フォーラム（ＵＮ／ＥＣＥ／ＷＰ２９）、ＯＥＣＤ、アジア開発銀行などが参加、 「交通部門における環境問題の現状と対策」「次世代型の環境配慮型自動車の開発・実用化の推進策」「既にある環境配慮型自動車の普及」「自動車の環境に関する基準調和の推進」「途上国における環境配慮型自動車普及支援対策」「環境配慮型自動車開発・普及のための国際的な政策調整の方向性」などが議題となった。
　議長声明は発展途上国でのクリーンな燃料と自動車の導入促進に向けての国際的レベルでの協力の奨励や、環境にやさしい自動車に関して情報交換の重要性が盛り込まれており、次世代ＥＦＶの開発目標の設定の重要性が言及されているが、具体的な目標の設定は先送りされた。【国土交通省】