一般財団法人環境イノベーション情報機構
経済産業省、ソフトウェアに着目したITサービスのエネルギー効率指標の算定方法を開発し国際規格に
【エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2021.06.29 【情報源】経済産業省/2021.06.21 発表
経済産業省は、省エネルギー化へ貢献するソフトウェアの効果を評価するために、IT機器とソフトウェアを組み合わせたアプリケーションプラットフォームとしてのエネルギー効率指標を提案し、国際規格として開発を進めていた。その結果、今般、「ISO/IEC 23544:2021 Information Technology – Data Centres – Application Platform Energy Effectiveness (APEE)」として承認され、国際標準規格が2021年に発行された。これは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業の成果。
この規格の成立によって、今後爆発的に伸びてくるデータ処理を行うITサービスの省エネルギー化のためにはソフトウェアが重要な要素であると世の中に認知され、省エネルギー化に貢献するソフトウェアの研究開発が進むことが期待される。
また、ITサービスのアプリケーションプラットフォームを構築する際に、この指標を活用してエネルギー効率を考慮した設計・開発を行うことで、ITサービス、さらにはデータセンタの省エネルギー化につながる。この省エネルギー化が、脱炭素社会の実現に貢献することが期待される。
【経済産業省】