一般財団法人環境イノベーション情報機構
SGホールディングス、環型社会の実現に向けたユニフォームリサイクルを開始
【ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2021.06.04 【情報源】企業/2021.05.26 発表
SGホールディングスグループでロジスティクス事業を展開する佐川グローバルロジスティクス株式会社は、使用済ユニフォームを裁断、加工し、自動車内装用原料としてリサイクルするスキームを開始したことを発表。同社は、使用済ユニフォームを産業廃棄物として処分をしていたが、リサイクル事業者と連携し、自動車内装用原料として再生利用する取り組みを開始した。
使用済ユニフォームは、回収事業者によって回収・洗濯後、指定リサイクル工場で細かく裁断して綿や毛状の「反毛」と呼ばれる単繊維に戻し、最終的にフェルトへと加工される。フェルトは自動車内装用原料として、主に国内自動車メーカーで新車のマット材等として再生利用され、廃車される車の一部からもマット材などの繊維は回収され、再生防音材として更に再利用される。
この取り組みにより、当社ユニフォームの100%リサイクルが可能になり、今年3月の取り組み開始から、すでに約80kg(約300枚)の使用済ユニフォームを自動車内装用原料として再生した。今後も継続してリサイクルを行い、本年度中には約1トンのユニフォームを再生利用させる予定。
SGホールディングスグループでは、中期経営計画の重点施策としてSDGsへの貢献を掲げ、グループ各社でさまざまな取り組みを行っており、使用済ユニフォームのリサイクルは、SDGsで掲げる17の目標の一つ「つくる責任 つかう責任」にあたり、今後も継続して実施することで持続可能な社会の実現に貢献していく、としている。
【SGホールディングス株式会社】