一般財団法人環境イノベーション情報機構
政府における「熱中症対策行動計画」の策定を発表
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2021.03.26 【情報源】環境省/2021.03.25 発表
環境省は、政府における「熱中症対策行動計画」の策定を発表した。政府は平成19年度から熱中症関係省庁連絡会議を開催し、各種の取組を進めてきたが、今後の気候変動等の影響を考慮すると状況はますます悪化していくことが懸念される。特に令和3年度には東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を控えていることなどから、従来の取組を超えた対応が求められている。
このような状況を踏まえ、政府において、熱中症関係省庁連絡会議を改め、環境大臣を議長、関係府省庁の担当部局長を構成員とした「熱中症対策推進会議」を開催することとした。
第1回会合を令和3年3月25日に開催し、熱中症に係る諸課題を踏まえつつ、政府、地方公共団体、産業界、各種団体及び国民の各主体が一体となって熱中症対策を推進するため、中期的な目標と令和3年夏の目標を次のとおり設定し取組を進めていく。
中期的な目標:
熱中症による死亡者数ゼロに向けて、できる限り早期に死亡者数年1,000人以下を目指し、顕著な減少傾向に転じさせる。
令和3年夏の目標:
「熱中症警戒アラート」などに基づき、国民、事業所、関係団体などによる適切な熱中症予防行動の定着を目指す。
【環境省】