平成１４年１１月の総需要電力量、前年同月比５．６％増に

　資源エネルギー庁は平成１５年１月１７日付けで平成１４年１１月の総需要電力量を発表した。平成１４年１１月の総需要電力量は平成１３年１１月と比べ５．６％の増加した７９６億ｋＷｈに達していた。
　増加の要因の１つが１０月下旬から１１月にかけての気温低下。低気温による暖房需要増加などが影響し、一般家庭で使用された電力需要は前年同月比１０．２％もの増加を示したほか、オフィスビルなど業務用の需要でも、空調設備の稼働が増えたことを反映し、３．０％増加した。
　一方、産業用大口需要でも、繊維を除くほとんどの主要業種で前年より需要が増え、合計で１３年１１月に比べ４．６％多い３３８億ｋＷｈとなっていた。【資源エネルギー庁】