一般財団法人環境イノベーション情報機構
令和2年度スギ雄花花芽調査の結果を発表
【健康・化学物質 アレルギー】 【掲載日】2020.12.28 【情報源】環境省/2020.12.25 発表
環境省は、今年のスギ雄花(おばな)の花芽(はなめ)調査の結果をとりまとめ、発表した。今年の花芽の数は、昨年と比較すると多くなっているが、例年と比較すると少ない状況であった。
スギ雄花の生育は、前年夏(6月〜8月、特に花芽が分化する6月)の気象条件に大きな影響を受ける。
夏の日照時間が長く気温が高い場合には、スギ雄花の花芽の数が多くなり、翌年春の花粉飛散量も多くなる。
また、花粉飛散量が多い年の翌年はスギ雄花の花芽の数が減少するという傾向が見られる。
本年11月から12月にかけて、スギ雄花花芽調査を実施した結果、今年度のスギ雄花の花芽の数については、昨年同時期と比較して、多くなっていた。
これは、全国的に花芽が分化する6月前半の日照時間が前年より長くなったこと、また本年春(2月から4月)に全国的に花粉の飛散量が少なかった影響とみられる。
地域ごとに見ると、昨年同時期と比較して東北地方と中国地方西部から九州にかけて少なく、その他の地域は多くなっていた。
例年と比較では北陸地方、近畿地方、中国地方の一部で多くなったが、その他の地域は例年より少ない状況にある。
花粉に関する情報は下記サイトで公開している。
環境省花粉情報サイト
https://www.env.go.jp/chemi/anzen/kafun/index.html
【環境省】