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環境ニュース[国内]

「地球温暖化防止森林吸収源10か年対策」を策定

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2002.12.27 【情報源】林野庁/2002.12.26 発表

 2002年12月26日、林野庁は2003年から2012年までの10年間を対象とした、「地球温暖化防止森林吸収源10か年対策」をまとめ、公表した。
 京都議定書では日本の排出削減約束6%のうち3.9%に相当する1,300万炭素トン程度を「1990年以降に追加的人為的な森林経営を実施していると認められた森林」の二酸化炭素吸収量で計算することを認めているが、現状の日本の森林整備水準では、適切な森林経営をしていると認められない可能性があり、その結果、二酸化炭素吸収分として算定できる量が3.9%を大幅に下回る危険性も指摘されている。
 このため今回の「地球温暖化防止森林吸収源10か年対策」は、森林・林業基本計画に基づく森林整備、木材供給、木材有効利用の取組みを「地球温暖化対策推進大綱」に示された段階的な評価・見直しを行いながら、地方公共団体、事業者、市民などさまざまな実施主体の連携・協力のもとに着実に実施するとの方向性を明記。具体的には(1)健全な森林の整備、(2)保安林の適切な管理・保全、(3)木材・木質バイオマス利用の推進、(4)国民参加の森林づくり−−の4点を目標に掲げ、各目標の達成に必要な施策や吸収量の報告・検証体制強化に必要な施策の内容を整理している。【林野庁】

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