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環境ニュース[国内]

全車両が基準達成すれば約50万トンのCO2削減 意見募集実施中のLPガス自動車の燃費基準案

大気環境 交通問題】 【掲載日】2002.12.26 【情報源】国土交通省/2002.12.25 発表

 経済産業省の「総合資源エネルギー調査会省エネルギー基準部会自動車判断基準小委員会」と合同で、「エネルギーの使用の合理化に関する法律省エネ法)」に基づくLPガス自動車の燃費基準を策定を検討してきた国土交通省の「LPガス自動車燃費基準検討会」は、平成14年12月25日付けで、LPガス自動車の燃費基準について中間とりまとめを公表。この中間とりまとめについて平成15年1月24日まで意見募集を行うことにした。
 LPガス自動車は、日本では主にタクシーに使用されているが、これまで燃費基準は定められていなかった。黒煙・SPMの排出がなく、二酸化炭素の排出もガソリン車に比べ10%程度少ない上に、タクシー1台あたりの走行距離は自家用乗用車の約7倍であるため、燃費基準改善は高い地球温暖化防止効果も期待できる。
 今回の中間とりまとめはLPガス貨物自動車に型式指定を受けたものがないことから、LPガス乗用自動車のみを対象とし、車両重量区分ごとに、最小1リットルあたり4.8キロメートル(重量2266キログラム以上の場合)から最大1リットルあたり15.9キロメートル(重量702キログラム以下の場合)の目標燃費基準値案を設定している。
 この燃費基準が達成された場合、2010年度に出荷されるLPガス乗用自動車の平均燃費値は2001年度と比較して約11.4%向上する見込み。また現在走行しているLPガス乗用自動車の全てがこの燃費基準を達成したものになった場合、約50万トンのCO2削減効果があるという。【国土交通省】

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