東電と日立製作所に対し、格納容器検査不正に対する再発防止策の実施を指示　

　東京電力（株）から提出されていた、福島第１原子力発電所１号機の格納容器漏えい率検査不正問題の最終報告書に対する評価結果をまとめ平成１４年１２月２４日付けで公表した原子力安全・保安院は、翌２５日付けで、報告書に示された再発防止対策の着実な実施を求める指示を
東京電力と実際に点検を実施した日立製作所に対して行った。
　東電に対しては、同社への立入検査時に発見、指摘された品質保証体制上の不備改善を指示。また日立製作所に対しては、今回のような顧客からの不正行為の要求を拒否・防止できる体制の構築を求めている。さらに両社に対して１４年度末までに再発防止策の進捗状況を報告することも改めて要求された。【原子力安全・保安院】