一般財団法人環境イノベーション情報機構
川崎重工、84,000m3型LPG燃料LPG運搬船を受注
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2020.05.28 【情報源】企業/2020.04.23 発表
川崎重工は、飯野海運株式会社と84,000m3型LPG(液化石油ガス)燃料LPG運搬船1隻の造船契約を締結した。同船は、同社がこれまでに受注した66隻目のLPG運搬船にあたり、LPG燃料LPG運搬船としては3隻目の受注となる。今後、坂出工場で建造し、2021年に竣工予定とのこと。
今回受注のLPG運搬船の推進燃料は、LPGと低硫黄燃料油。LPGを燃料とすることで、燃料油使用時に比べ、排気ガス中の硫黄酸化物(SOx) や二酸化炭素などの排出量を大幅に削減できる見込み。これにより2020年1月から強化されたSOx排出規制および、段階的に規制が強化されている二酸化炭素排出量規制に対しては、2022年にさらに強化されるEEDIフェーズ3にも適応するとしている。
また同船は、上甲板にLPG燃料タンクを装備することで、貨物とは別に燃料用のLPGを積載することができ、LPG燃料タンクはカーゴタンクと配管で接続されるため、必要に応じてカーゴタンクからLPGを注ぎ足すことが可能となるとのこと。
【川崎重工業株式会社/飯野海運株式会社】