一般財団法人環境イノベーション情報機構
CDM模擬認証事業の認証機関・事業案件候補を募集
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2002.12.19 【情報源】環境省/2002.12.18 発表
環境省はCDM認証モデル事業を実施するにあたり、モデル事業の中でCDM事業の認証を行う機関の候補と認証のための審査を受ける事業案件を2002年12月18日から2003年1月14日まで募集することにした。CDMは京都議定書に導入されている、市場原理を活用した削減目標達成のための措置「京都メカニズム」の3つの制度の1つで、先進国と途上国が共同で温室効果ガス排出削減プロジェクトを実施し、達成された温室効果ガス削減分の一部(認証排出削減量)を先進国が自国の削減量として充当することを認める制度。
CDM実施にあたっては、事業を正式なプロジェクトとして認めるための審査、事業の検証・認証を行う第三者機関「運営組織(operational entity)」が中心的な存在となるが、「運営組織」になるためには締約国会議による指定を受けることが必要だ。
今回のモデル事業の内容は、応募事業者の中から選定された事業者が選定された事業案件についてCDMプロジェクト設計書(PDD)の模擬有効化審査を行う−−という内容。日本でCDM事業活動を早期に立ち上げるために、日本の運営組織の候補となりうる民間事業者に経験・知見を蓄積してもらうことが目的だ。
認証機関は1〜2団体、事業案件は1〜2案件を選定する予定。【環境省】