カナダの京都議定書批准を歓迎する外務報道官談話を発表

【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2002.12.18 【情報源】外務省／2002.12.18 発表

　米国東部時間の２００２年１２月１７日、カナダ政府が京都議定書の批准書を国連事務総長宛に寄託し、京都議定書の締約国となったことを受け、外務省は１２月１８日付けで外務報道官談話を発表。カナダの議定書批准を歓迎するとともに、日本としても気候変動枠組条約締約国会議の場で引き続き「カナダと協力していきたい」との姿勢を明らかにした。
　カナダでは州政府や産業界が京都議定書批准に反対していたため、２００２年６月に行われた日加外相会談でも、グレアム外相は「カナダの京都議定書批准は難しい問題」と説明していたが、１２月上旬に上院や下院で批准を支持する投票結果が出たことを受け、首相の決断で今回の批准が行われた。
　なお今回の外務報道官談話では、京都議定書の早期発効のため、引き続き各国に批准を呼びかけていくことや、米国や途上国も含む全ての国が参加する温暖化対策のルールが構築されるよう、最大限の努力を傾けていく−−との日本の立場も改めて説明されている。【外務省】