一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

白石綿も使用禁止へ 石綿の代替化可能性探る委員会を設置

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2002.12.16 【情報源】厚生労働省/2002.12.12 発表

 石綿アスベスト)製品のメーカー、ユーザー団体を対象に、石綿そのものや石綿を含む製品の代替化についての調査結果をまとめた厚生労働省は、この調査結果を踏まえ、代替化の困難な石綿製品の範囲を絞り込むための検討委員会を設置し、第1回検討会を平成14年12月16日に開催した。
 石綿のうち、クロシドライト(青石綿)、アモサイト(茶石綿)についてはすでに平成7年に製造・使用が禁止されているが、クリソタイル(白石綿)については使用が続けられてきた。しかし厚生労働省はクリソタイルの代替品の開発が進んできていることを踏まえ、原則として使用禁止する方向で検討を進めたい方針だ。
 今回、厚生労働省がまとめた調査は石綿製品メーカー26社、石綿製品製造メーカーの業界団体10団体、ユーザーの業界団体19団体、輸入事業者8社を対象に、石綿の使用・代替化・禁止措置についての意見や、石綿を使用しないと安全確保が困難な用途、その他石綿の使用が必要な用途、代替見込時期を調査したもの。197種の石綿製品のうち、石綿の使用の必要性がないとの回答があったものが140商品、石綿の使用の必要性があると回答があったものが57商品あった。
 検討会ではこの結果をもとに、技術的に代替が困難な石綿製品の範囲を更に絞り込み、今後の非石綿製品への代替可能性をより明確化する予定。【厚生労働省】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク