一般財団法人環境イノベーション情報機構
「北東アジアにおける大気汚染物質の長距離輸送プロジェクト第4期(2013〜2017年)サマリレポート」を公表
【大気環境 大気汚染】 【掲載日】2019.11.21 【情報源】環境省/2019.11.20 発表
環境省は、北東アジアにおける大気汚染物質の長距離輸送プロジェクトにおいて、中国・韓国とともに、PM2.5等の大気汚染物質の長距離輸送に関する共同研究を進めており、第4期(2013〜2017年)の活動成果をサマリレポートとして取りまとめ公表した。3か国のそれぞれのPM2.5濃度の推定値は、一定の不確実性はあるものの、3か国のシミュレーションモデルの予測結果は良好かつ類似していた。
今後、PM2.5の組成成分に焦点を当てた解析等、さらなる研究が必要だが、各国のPM2.5は自国の国内発生源由来のものが最大であるという結果から、各国内の発生源対策が北東アジア地域の大気環境改善に重要であることが示唆された。
今回のサマリレポートの公表については、今月、北九州市で開催予定の第21回日中韓三カ国環境大臣会合(TEMM21)で報告される予定。
【環境省】