一般財団法人環境イノベーション情報機構
街頭での黒煙測定で3,485台中71台に整備命令書交付 ディーゼル黒煙クリーン・キャンペーン
【大気環境 交通問題】 【掲載日】2002.12.10 【情報源】国土交通省/2002.12.10 発表
国土交通省は7月と10月を重点実施期間として実施した、平成14年度の「ディーゼル黒煙クリーン・キャンペーン」の実施結果をまとめ、平成14年12月10日に公表した。14年度のキャンペーンでは7月と10月に全国の街頭で黒煙測定検査を実施したほか、10月中に整備のために入庫したディーゼル車46,649台を対象にエア・クリーナ・エレメントの点検・清掃・交換を行った。
このうち街頭での黒煙測定検査では総計3,485台のディーゼル車の黒煙を測定し、黒煙濃度基準値を超過した71台(全検査車両の約2%)に対し整備命令書を交付。
また整備のために入庫したディーゼル車へのエア・クリーナ・エレメントの整備事業では、全ての車両で黒煙が低減が認められ、10%以上の黒煙濃度低減が認められた車両も約半数にのぼることが判明。点検整備がディーゼル黒煙の低減に大きな効果があることが確認された。
このほか、14年度には全国の運輸支局で迷惑黒煙相談窓口「黒煙110番」のサービスもスタート。同相談窓口には10月末までに全国で766件の通報が寄せられ、うち車両が特定された608件の自動車ユーザーに対してはハガキで自主点検を実施するよう指導が行われた。【国土交通省】