一般財団法人環境イノベーション情報機構
2017年度における地球温暖化対策計画の進捗状況を公表
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2019.04.02 【情報源】環境省/2019.04.01 発表
環境省は、地球温暖化対策推進本部を開催し、「2017年度における地球温暖化対策計画の進捗状況」を取りまとめ公表した。国内の温室効果ガスの総排出量は、2017年度速報値で、約12億9,400万トン(二酸化炭素換算)であり、前年度比で1.0%減少、2013年度比で8.2%減少、2005年度比で6.2%減少した。
前年度の排出量と比べて減少した要因としては、冷媒分野におけるオゾン層破壊物質からの代替に伴い、ハイドロフルオロカーボン類(HFCs)の排出量が増加した一方で、太陽光発電・風力発電等の再生可能エネルギーの導入拡大や原子力発電所の再稼働等によるエネルギーの国内供給量に占める非化石燃料の割合の増加等のため、エネルギー起源の二酸化炭素排出量が減少したことなどがあげられる。
低炭素社会実行計画の実施については、115業種のうち43業種が「実績が目標水準を上回る」となった。
また、それ以外の対策・施策110のうち、実績が既に目標水準を上回るものが10件、このまま取組を続ければ目標水準を上回ると考えられる対策が20件となった。
【環境省】