一般財団法人環境イノベーション情報機構
千葉県船橋市、下水処理場で消化ガス発電 西浦下水処理場で発電開始
【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2019.04.04 【情報源】地方自治体/2019.02.13 発表
船橋市の下水処理場で、処理の過程で発生する消化ガスを使った発電事業が始まる。同市の西浦下水処理場の敷地の一角を船橋バイオマスエナジーが借り、市から消化ガスを買い取って4月1日から発電事業を始める。下水処理場の消化ガスを使った発電事業は、同市では初めて。同社が、同下水処理場に出力250kWの発電機3台を設置。年間発電電力量は約432万kWhを見込む。発電した電力は、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度に基づき、電力会社に売電する。
同事業による二酸化炭素排出削減効果は、年間2050トンを見込んでいる。
市は、土地賃貸料と消化ガスの売却代金として年間4270万円の収入を見込んでいる。収入は下水処理場の維持・管理費に充てる。
市は、消化ガスを使った発電事業の事業者として、水処理を手掛ける西原環境(東京)を選定。同社が設立した特別目的会社である船橋バイオマスエナジーが発電設備の整備・運営を担う。