一般財団法人環境イノベーション情報機構
温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」データを提供開始
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2019.03.20 【情報源】環境省/2019.03.19 発表
環境省は、温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(平成21年打上げ)による観測データを、気象庁が運営するWMO温室効果ガス世界資料センター(WDCGG)で提供開始したと発表した。当衛星「いぶき」は、環境省、国立研究開発法人国立環境研究所(NIES)及び国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発したもの。
WDCGGは、気象庁が、世界気象機関(WMO)のもと、平成2年から運営し、温室効果ガスに関する唯一の世界データセンターとして世界各国からの観測データを収集・解析し、提供している。
今回提供する観測データは、従来の地上、船舶、航空機による高精度な「点」のデータに加え、衛星による「面」のデータを組み合わせて使うことにより、地球全体の二酸化炭素濃度分布の長期的な監視や地域ごとの排出・吸収の収支把握などへの利活用拡大が期待される。
温室効果ガス世界資料センター(WDCGG) 衛星観測データページ
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